｢三江線遺構ガイド｣を制作中です

更新日: 2022.01.07

NPO法人江の川鐵道は本年度、島根県技術士会と旧JR三江線の鉄橋やトンネル、駅など遺構のガイドブックを制作しています。昨年秋に全線を現地調査し、記事執筆や編集も佳境に入ってきました。

現地調査はJR西日本や関係機関の許可を得て廃線跡に立ち入りました。廃線跡は一部を除いて立ち入り禁止なのでご注意ください。

技術士は建設、上下水道、機械など21分野のいずれかについて専門知識と応用力を持ち、長い実務経験を積んだ人が取得できる資格。エンジニア系資格の最高峰とも呼ばれています。そんな｢プロ中のプロ｣の皆さまが三江線を調査する分科会をつくり、遺構を見て、調べてくださいました。

調査の中では「口羽から三次側の出羽川橋梁は非常に先進的な構造」「宇都井駅の耐震力が新幹線に匹敵する」など私たちが思いもしなかった気付きをいただいています。いままであまり知られていなかった、三江線の新しい魅力をお伝えできるのではと考えています。

(出羽川橋梁)

（宇都井駅）

早ければ今月末にも完成する予定で、販売も計画しています。詳細が決まり次第、またお知らせします。