レポート

いわみんいわみん

宇都井駅巨大書き初め会

更新日: 2019.01.06

2019年1月5日(土)に宇都井駅で巨大書き初め会を行いました。

内容は、宇都井駅から広島県の三次方に進んだ下郷(しもごう)トンネル内で長さ2019cm・幅90cmの巨大な紙に一人一文字ずつ文字を書き、出来上がった作品を宇都井駅から吊るすというものです。

紙の長さは約20m、幅が約90cmの巨大書き初め用紙と布を用意しました。

また、書道家・陣内雅文先生による書道パフォーマンスもありました。

このイベントを企画したのは野田佳文さん。

「あっ、あの人だ!」とピンときた人がいるかもしれません。

それでは以下、イベントのようすをご覧ください。

 

1.開会の挨拶

▲報道の方が多く見守る中での開会の挨拶

前代未聞の巨大書き初め会ということもあり、多くの報道の方が詰めかけた中での開会式となりました。

そのためか企画した野田さん・書道家の陣内さん・当法人の吉田はどこか緊張した感じで開会の挨拶をしていました。

 

2.線路上を歩いて下郷トンネルへ

▲ワクワクしながらみなさん線路上に降ります

▲何だか列車が地震などで緊急停止して動かなくなった時に見る光景のようです

ホームから線路に降り、一列になって下郷トンネルへ歩いて向かいます。

線路上を歩くポイントは“レールの内側を歩き、石を蹴飛ばさないこと”

線路の上が歩けるのはこのイベントが初めてで新感覚でした。

 

3.トンネル内で書く文字を発表

▲トンネル内の準備は万端

▲書く文字について説明する当法人の吉田

トンネル内は冷たい風が吹き抜け思いのほか寒かったです。

「謹賀新年 筆走る宇都井 日本一の天空の駅にようこそ」

また再び“列車走る宇都井”にしたいですね。

説明が終わるとさぁ書き初めがスタートです。

 

4.ノルマは一人一文字以上?

▲レールをうまく活用して踏み台を作りました

▲踏み台の上では体勢が悪いので降りて書く人も

 

合計で23文字。

参加された人数からして最低、一人一文字書くことができます。

みなさん、慣れない大きな筆で大きな文字を勢いよく書いておられました。

▲完成した作品

作品が完成、次はいよいよ書道パフォーマンスに移ります。

 

5.陣内先生による書道パフォーマンス

▲気を込めて筆を走らせる陣内先生

真剣そのものでした。

「瑞光新春 天空の駅より新時代の風ふきぬべし」

5月より新年号になりますが、それとともにこの邑南町羽須美地区も新しい風が吹き、昨年以上に盛り上がって欲しいという想いを持たれてこの言葉を書かれたそうです。

ありがとうございました。

 

6.いよいよ作品を駅から吊るす

▲2つの作品が並びました

▲この企画の注目の高さを物語っています

▲地上で紙を固定して張りました

▲最後はもちろんみなさんで記念撮影

▲報道のインタビューに答える企画者の野田さん

事前に作品を吊るすことができるかどうかテストしていましたが無事成功しました。

そして新しい風がこの地区に吹いているかのごとく作品も風で微妙になびいてました。

今後の宇都井駅・口羽駅、そして広島県側のあの駅もひょっとしたらひょっとするのかもしれません。

 

7.おまけ

▲受付となった小さな小屋

今回、このイベントの受付は小さな小屋でしました。

中には壁掛けの棚があり、なかなか使い勝手が良い小屋です。

▲全国のフリーペーパーの配布コーナーを設置

駅階段の踊り場には全国のフリーペーパーを置きました。

つらい?駅階段の上り下り時に何か楽しんでもらいたいという想いから置いてみました。

 

8.さいごに

宇都井駅の無償貸与期間は2019年1月までです。

今後、宇都井・口羽両駅のイベントはなくまた邑南町が鉄道施設の譲渡を受けるかどうかは不明です。

しかし結果はどうなろうとNPO法人・江の川鐵道はこの地域を盛り上げるべく活動を続けて参ります。

ご期待ください。

なお、2019年1月27日(日)14時から17時に広島市西区横川の古書店カフェ『本と自由』で江の川鐵道ファンミーティングがあります。

どうぞよろしくお願いします。

ここまでご覧いただきましてありがとうございます。