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【3/11-3/26】三江線天空の駅発 梅の花県境越えトロッコ予約開始!!

更新日: 2023.02.06

NPO法人江の川鐵道は3月の計6日間、旧JR三江線で江の川をまたぐ鉄橋のうち、
県境越えの「第3江川橋梁」にトロッコを走らせます!!

 

今回は「天空の駅」旧宇都井駅からトンネルを抜け、高さ30メートルの鉄橋を渡る往復1.7kmをご案内。深い山に抱かれた、江の川随一の絶景をじっくりお楽しみいただきます。トンネル内はINAKAイルミのプレイベントとしてささやかなイルミで照らします! 換気十分な屋外で、感染症対策を整えて皆さまのお越しをお待ちしています!

もっと高い場所から!!秘境感あふれる県境越え

江川第3橋梁は7,8月に渡った江川第4橋梁に比べて水面からの高さがあり迫力満点。より山深い場所を通るため秘境感があふれます。ひんやりとした風、川の響き…別名「中国太郎」とも呼ばれる江の川ビューを全身で感じてみませんか。

もっと乗りやすく!定員1.6倍!!

江の川鐵道は21年末、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングに挑み、皆さまから816万円のご支援をいただきました。そしてことし6月、ついに新車両の第1弾が到着しました。

夏休みトロッコから従来の2両編成を3両編成に増強。定員もこれまでの6人から1.6倍の10人になり、より多くのお客さまにお乗りいただけることになりました。「満席で乗れんかもしれん」「同じグループだけど別々の便に乗らんといけん…」が減り、お友達の家族どうし、じいじ・ばあばも含めた3世代、サークルでのお出かけと、楽しみ方も一気に拡大。パワーアップしたトロッコに乗ってみませんか。

もっと便利!発車10分前まで予約OK!!

江の川鐵道は4月にスタートした新しい予約システムをバージョンアップし、予約締め切りを発車10分前まで延長しました!思い立った時が乗り時!ほかへお出かけした帰りに、急に取れた休みに、江の川鐵道のトロッコを体験してみませんか。

もっと涼しく!風通し抜群の車両で県境越え!!

江の川鐵道のトロッコは新車両を含めて風通しを良くするため側面の窓を付けていません。床も目の細かい金網。県境の鉄橋は枕木と枕木の間は空いているので、左から、右から、そして下から川の風を浴びることができます。また電気モーターで動くため車両自体からの音は小さく、川からのゴウゴウという音がよく聞こえます。江の川、中国山地の涼しさを全身で感じてみませんか。

もっと深く!駅員体験!!

江の川鐵道ではトロッコを支えるスタッフを募集しています。1日だけ、午前or午後だけ、帰省ついででもOK。動かす側になれば、もっと深く鉄道や地域を知ることができます。鉄道ファンではない、鉄道に詳しくない方も大歓迎。スタッフの中には小学生もいます。夏休みの思い出づくりに、スタッフ体験はいかがでしょうか。詳細は江の川鐵道事務局にメール(gonokawa20180515@gmail.com)でお問い合わせください。

4~6月のトロッコで募集した際の条件などはこちらをご覧ください。なお、今回も小学4年生以上で小学生は保護者同伴が条件です。また新型コロナウイルス感染症の状況を考慮し、今回も島根・広島両県にお住まいの方に限らせていただきます。

もっとゆっくり!邑南に泊まろう!!

口羽・宇都井両駅のある島根県邑南町羽須美地区には古民家を使った素敵なゲストハウスが3軒あります。いずれもここ2,3年にリノベーションした新しい部屋で、こだわりの内装です。都市部のゲストハウスによくあるドミトリー(相部屋)ではなく、個室や1棟貸しなので、ほかのグループに気兼ねすることなく泊まれます。山里をオレンジに照らす夕暮れ、満天の星空、朝を告げる鳥のさえずり…昼のトロッコ乗車だけでは体験できない「三江線ライフ」を存分にお楽しみください!!

ご予約は直接各施設へお願いします。

またゲストハウスの1つ「うづい通信部」さんは限定10食でこだわりのランチカレーを提供されています。

店主の井上さんが冬場働く地元邑南町の蔵元「玉櫻」の酒粕、牛すじをデミグラスソースを加えて煮込みました。辛さは控え目で、口の中にコクと旨味が広がります。トロッコ当日のランチにカレーを味わってみませんか。限定10食なのでぜひご予約を。

もっと歴史!邑南「もう1つのトロッコ」!!

邑南町内に三江線以外のトロッコがあることをご存知でしょうか。口羽・宇都井両駅公園からクルマで35分ほど離れた国史跡・久喜銀山遺跡です。

16世紀に毛利氏が開発したとされ、主に銀と鉛を産出。毛利氏の強さの源になったという説もあります。江戸時代は石見銀山遺跡(大田市)とともに幕府の直轄地・天領に。18世紀初頭に一度操業を停止しましたが、明治時代になって津和野の「銅山王」堀家が経営してから再びにぎわいを取り戻しました。水害に見舞われたことを受け、1909年に再び操業を停止しました。戦後、大阪の業者が採掘再開を目指して調査したそうですが、うまくいかなかったそうです。

鉱脈に沿って溝状に掘った「露頭掘り」、手彫りの坑道、機械掘りの坑道といった時代ごとの採掘跡をたどれるほか、鉱石を加熱する焼竈跡、製錬炉跡のほか、鉱石を乾燥、焙焼、精錬する近代の遺構も残っています。

そして坑道の1つ「水抜き間歩」の入口にトロッコがあるのです!

地元有志でつくる保全委員会が2011年、久喜銀山についての理解を深めてもらおうと採掘当時のトロッコを復元。戦後の調査に関わった方の記憶を基に、地元の松や杉の廃材で作りました。いまもトロッコはあり、数mほどですが、動かすこともできます。中国山地の歴史に思いをはせてみませんか。(写真は2011年11月撮影)

もっと天空の駅!!ホームを有料開放

地上20mにホームがある天空の駅宇都井。普段は入れないホームをトロッコ運行日に限り11:00~16:00に有料開放します。大人200円、未就学児無料。見送りや撮影などトロッコにご乗車にならない方も入れます。グッズの販売もするほか、ホームにはいす、テーブルも並べます。ほのかに色づく山々、宇都井川のせせらぎ、そして風の音で感じるスローな秋を楽しみませんか。

 

梅の花トロッコの概要

日にち 3/11-12,18-19,25-26
出発地 邑南町三江線鉄道公園宇都井駅公園
旧JR三江線宇都井駅・島根県邑南町宇都井1044

区 間 旧宇都井駅~県境鉄橋を越えた先までの往復
乗車・滞在計35分。伊賀和志・口羽両駅へは行きません

料 金 大人1300円・小学生600円・未就学児無料

定 員 10人
大人1人につき未就学児2人まで一緒にご乗車いただけます
座席数は未就学児2人で1席とします

各運行日の宇都井発車時刻

11:00 11:40 12:20 14:00 14:40 15:20

ご注意いただきたいこと

※伊賀和志駅、口羽駅までトロッコは走りません。
※邑南町との取り決めで、風速15mを超える場合は県境の鉄橋を渡ることができません
※3両編成化に伴い係員のいない車両もあります。より安全に楽しくお過ごしいただくため、乗車前、乗車中の諸注意をお守りいただきますようお願いします
※新型コロナウイルス感染症対策として、お出かけ前に検温をしていただき、トロッコ車内や口羽、宇都井両駅公園ではマスクを着用していただきますようお願いします。また、邑南町で「緊急事態宣言」やそれに準じた対応が求められた場合、トロッコや宇都井駅のホーム開放を中止することがあります
※感染症対策のため極力1車両1グループになるようにしますが、やむを得ず同じグループで違う車両にご乗車いただく場合もあります
※宇都井駅にはエレベーターがないため、ご乗車には116段の階段を登っていただきます。
※日祝日は宇都井へ行くバスはありません。公共交通でお越しになる場合、三江線代替バスの本数が限られることなど、事前に当地域の交通事情をご承知置き願います。なお、安全面や人繰りの問題があるため緊急時を除いて業務車や運行スタッフのマイカーでの送迎はしておりません