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宇都井駅が「選奨土木遺産」に認定

更新日: 2025.10.07

 

「天空の駅」と呼ばれ、江の川鐵道が運行するトロッコの発着駅にもなっている旧三江線宇都井駅の宇都井高架橋が、日本土木学会が認定する「選奨土木遺産」に認定されました。

宇都井駅のコンクリートが気温による伸縮を吸収する特殊な構造になっており、土木学会では「高度成長期の野心的な設計」と評価しました。
選奨土木遺産は、建築後50年が経過した、設計や施工に特徴がある土木構造物を対象に認定しており、ことしは、宇都井高架橋など全国で19件が認定されました。島根県では、昨年に同じ旧三江線の日向川橋梁などに続きⅧ黎明になります。
宇都井高架橋は高さ20メートルで、建設当時日本一高い駅で、長さは180メートルあるコンクリート造り。脚と桁が一体となったラーメン構造になっており、スマートな構造にもかかわらず十分な強度を保っている。9本の橋脚のうち、中心にある5番目の橋脚の特殊な構造が、コンクリートの温度差による伸縮を吸収する工夫が施されています(論文参照)。
認定式は、宇都井駅周辺で行われるINAKAイルミ2025(11月22、23日)に認定証が授与されます。