新車両第1弾ついに登場!
更新日: 2022.06.19
NPO法人江の川鐵道の新車両第1弾がついに走り始めました!
江の川鐵道は2021年末、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングに挑み、計816万6000円の支援をいただきました。手数料を差し引いた649万円を受け取れる見通しになったことを受け、新車両第1弾となる4人乗り1両を発注。諸事情で制作が遅れていましたが、6月17日、ついに線路に載せて走らせることができました!
新車両はこれまで江の川鐵道が走らせていたチモハ型を踏襲。前後はこれまでの「顔」でなく、小さな扉(貫通扉)の付いた壁状になりました。当初予定では片方に、他のチモハから顔を移す予定でしたが、早く走らせることを第一に、前後とも壁状にました。動力を積んでいないことから「チクハ」と名付けました。このチクハはまだ第1段階で、秋に向けてさらに改造を進めます。前後に顔を付け、動力も搭載。最終的には新たな「チモハ」になります。
チモハ、チクハは旧国鉄、JRの車両の呼び名にならった呼称。「ハ」はイロハのハで、3等車=普通車を表します。「モ」はモーターのある電動車。「ク」は一般的には運転台がある車両=制御車を表しますが、「くっついて走ることから『ク』になった」とする説もあり、江の川鐵道では後者を基にしました。「チ」は江の川鐵道オリジナルで、もし国鉄に蓄電池車(バッテリー車)があったらこんな文字をつけるかな?と想像して付けました。
6月18日には山陰中央新報社のツアーでお越しになった14人にご乗車いただきました。3両編成に初めてお客様を乗せ、安全に走らせられることを改めて確認しました。今後は7月末から始まる夏の県境越えトロッコで本格的に走らせるべく最終的な調整を進めていきます。
最後になりますが、2021年末のクラウドファンディングでは多くの方のご支援をいただきました。皆さまのご支援があったからこその新車両であり、あらためて御礼申し上げます。今後も皆さまにお約束した10人乗り2編成の態勢にするべく作業を進めていまいります。
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